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#1 VSCでDjango開発入門【環境構築・プロジェクト生成編】

Visual Studio CodeでPython+Djangoで開発するためのラーニングメモです。

公式チュートリアルに沿って、Djangoの基礎を学習していきます。一緒に勉強しましょう!!

Python初心者の方はゼロからのPython入門講座 – python.jpでPythonの基礎をまず勉強してからがおすすめです。

このステップでは環境構築と、プロジェクトの生成を行います。

前提

  • 端末にPythonのダウンロードが完了している。
  • Visual Studio Codeで実行している。(拡張機能「Python」をインストール済み)
  • コマンドはVisual Studio Code内のターミナルで実行します。
  • 基本的にコマンドはWindowsの場合となっています。

仮想環境の構築

開発を始めたいフォルダの階層でVisual Studio Codeのターミナルを開きます。

以下を実行して仮想環境を生成します。

python -m venv env

Pythonが標準で用意している仮想環境venvで「env」という名前をつけた仮想環境を作りました。

仮想環境のアクティベート

仮想環境が用意できたら、下記を実行して仮想環境に入ります。

env\Scripts\activate

今いる階層から見た、envフォルダ内のScriptsフォルダの中のactivateの場所を実行したということです。

アクティベートが成功すると、ターミナルの階層の頭に(env)と表示されます。(envは先ほどつけた仮想環境の名前です。)

PS C:\Users\~\example> #アクティベート前
(env) PS C:\Users\~\example> #アクティベート後

今仮想環境の中にいるよ、という意味ですね。

仮想環境にDjangoをインストール

仮想環境にDjangoをインストールします。

pip install Django

インストールできたことを確認

下記のどちらかを実行します。

python -m django --version
pip freeze

これでバージョンが表示されればインストールできています。今回インストールされたバージョンは4.1でした。

Djangoの構築

下準備ができたので、Djangoの環境を構築します。

django-admin startproject config .

これを実行するとconfigというフォルダとmanage.pyというファイルが生成されます。

これらが、Djangoを構築する重要なファイルとなります。

Djangoのプロジェクトを立ち上げる

これで開発環境は整ったので、次は実際にプログラムを作っていくためのファイルを準備します。

まずは、プロジェクトを進めていくためのsrcというフォルダをルート直下に作ります。

md src

mdコマンドは新規フォルダを作成するコマンドです。コマンドではなく手動でフォルダを生成しても問題ありません。

srcsourceの略で、「これがソースコードですよ~」ということがわかりやすいように、ソースコードはこのファイルにまとめます。src以外の名前でも機能的には問題ありませんが、誰が見てもわかりやすいようにsrcという名前にするのが通例ということです。

現在のフォルダ・ファイル構成はこんな感じになっていると思います。

.
├── config
├── env
└── src

このsrcフォルダにプロジェクトを組んでいくので、srcフォルダに移動します。

cd src

そして、以下のように実行して、プロジェクトを生成します。mysiteの部分は自分のプロジェクトの名前にしてください。今回はチュートリアル通り「mysite」にしておきます。

django-admin startproject example-project .

今いるフォルダ直下(.部分)にmysiteというプロジェクトを生成しました。このmysiteフォルダ内に必要なファイルが生成されています。フォルダ直下にmanage.pyファイルも生成されています。

上のフォルダに現在地を戻す

コマンドを実行する現在地は現在srcフォルダですが、上のフォルダに戻りたい場合は以下を実行します。

cd..

そうすると、一つ上の階層に戻れます。

Djangoを起動

Djangoでは簡易的な開発用サーバーを起動できます。

現在地がsrcにいる状態で以下を実行します。

python manage.py runserver

ターミナルに以下のようなログが出ていると思います。

Starting development server at http://127.0.0.1:8000/

※エラーも一緒にでていますが、とりあえず無視して大丈夫です。

この http://127.0.0.1:8000/ にアクセスします。すると、こんな画面が表示されるはずです!

無事、Djangoの起動ができていました!

Djangoを一度起動すると、srcフォルダ内にdb.splite3というファイルが生成されます。データを保存する大事なファイルです。

サーバーの停止

起動したサーバーはターミナル上でCtrl+Cで終了することができます。

仮想環境から出る

仮想環境から出たい場合はdeactivateコマンドを打ち込みます。

deactivate

これで、環境の準備とプロジェクトの箱は用意が完了しました!

次回から、機能部分の実装をしていきます。

シリーズ一覧

#1 VSCでDjango開発入門【環境構築・プロジェクト生成編】(今ココ)
#2 VSCでDjango開発入門【文字を表示してみる編】
#3 VSCでDjango開発入門【データベースの設定・管理画面編】
#4 VSCでDjango開発入門【ページ制御・テンプレート編】

参考元

Django環境構築
【2019年11月版】WindowsでDjangoの開発環境を構築しよう!|MarsquaiBlog
【初心者向け】Djangoのインストール方法を一から徹底的に解説
Djangoを始めよう! 〜チュートリアル①〜 – Qiita
【図解Python初心者向け】Django基本的な使い方 | CodeCampus